- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 大雪山(日本百名山) ・黒岳 ・北鎮岳 |
住所 | 北海道上川町 |
標高 | くろだけ 1984m ほくちんだけ 2244m |
特徴 | 北海道の屋根の大雪山は旭岳、 黒岳、北鎮岳など20座近い山の総称。 天空散歩の醍醐味を味わえる。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☀/☂/☁ |
8/24
[上り] 3:15 [縦走] 0 [下り] 2:50
[歩行合計] 6:05
[往復歩数] * 歩
8:05 駐車場
/ 8:10 層雲峡ロープウェイ →
8:15 リフト →・・
8:45 七合目 8:50 ・・
9:55 黒岳 10:10・・
10:30 石室避難小屋・・
11:30 お鉢平 11:50・・
12:10 北鎮分岐・・
12:40 北鎮岳 12:50・・
14:50 黒岳・・
15:40 七合目→リフト→ロープウェイ
16:20 駐車場
8月24日
大雪山の存在はなく、お鉢を取り囲む旭岳、黒岳、北鎮岳等十数の山脈を、
含めて大雪山と呼び、北海道の真ん中に位置している。
層雲峡温泉のペンション「山の上」を、7:50に出発。山はガスで見えない。
徒歩5分でロープウェイのりばに着き、往復1650円で乗り込む。
670mから一気に1300mへの、10分の空中散歩開始。層雲峡の絶壁は
和製グランドキャニオンか。
リフト(往復600円)に乗り換える。生い茂るダケカンバ間の麓で、時々
エゾリスが見え隠れするのを、一喜一憂しながら鑑賞し、リフトを終える。
7合目に到着。登山名簿に名前と下山時間を記載し、雨具を着て、登山開始。
黒土の歩道はほどよく、丸木で階段が整備され歩きやすい。
黄色、青、アザミ、エゾギキョウ、トリカブト等が咲き乱れている。
突然、キタキツネの出迎え、眼と目が合ったが、すぐに雑木林の中に消えた。
ジグザグに一歩づつ進むうち、次第に低木となり、周りの景色が明るくなる。
ガレ場のなだらかな黒岳山頂に到着。依然ガスで覆われているが、明るい。
30人程の登山者がガスの晴れるのを待っていた。15分の休憩後、次第に
南側の展望が開けた。
北鎮岳から北海岳(2149m)にかけての180度の大雪山系のやまなみが、
姿を現した。所々の雪渓が緑に映え、気持ちが高ぶる。
登山者の多くは観光客で、黒岳までらしく、ここからは数人。ガレ場を下り、
石室の避難所に着く。トイレ休憩後、再びキタキツネと遭遇。
標高2000m緑の大高原、雲ノ平の中央のガレ道を進む。大小の岩海を越え、
緩やかな上り。地名どうり雲の平原を歩くようだ。
硫黄の臭いが段々と濃くなり、大岩群を登ると大噴火口が現れる。
11:30標高2020mのお鉢平に到着。元大爆裂の噴火口は直径約1500mあり、
100mのくぼみの中央からは、煙は見えないが有毒ガスが噴出しているため、
立入禁止の看板があった。
お鉢平の中央の沢は黒岳側が、断崖になっていて赤石川となって層雲峡に落ち
込んでいる。
お鉢平を眺めながら、宿のむすびと、ドリップコーヒーで、大雪山の醍醐味を
いっしょに味わう。いくら眺めていても飽きない自然の雄大さを満喫。
引き返すのがもったいなく、北鎮岳に出発。
残雪近くのガレ場を登り、北鎮分岐に到着。眼下のお鉢平を眺め、一息入れ、
滑りやすい急斜面を喘ぎながら、2244m北鎮岳に登頂。
山頂は一面ガレ石でおおわれ、なだらかで広大、スケールの大きさに感動。
ケルンに石積みし、行動食をとる。しばしこの感動を味わう。360度の展望で
南西側はガスでさえぎられ、旭岳は覗えない。登頂できたことで大満足。
大雪山縦走の5、6割を味わえた。
ポツリポツリと降りだした雨・・ガスで道を失うと危険なので下山。
お鉢平まで下るとガスはなく、雲ノ平、黒岳と風景を惜しみながら帰路に。
7合目で登山記録に記帳し、リフトとロープウェイを乗り継ぎ、山を下る。
昨晩に続いて2階建ての温泉「黒岳の湯」で疲れと汗を流した。
旭川ラーメンも横目で見て、層雲峡を後にした。
大雪山から流れ落ちてくる「流星の滝」、奇岩絶壁の「大函」に
立ち寄り、北海道の旅は続く。(伸)