- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 御嶽山(日本百名山) |
住所 | 長野県木曽郡木曽町 |
標高 | おんたけさん 3067m |
特徴 | 富士山、立山、白山と並ぶ霊山。 約1200年前から登山が 勧められ、山岳信仰の聖地。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☂☁/☀ |
[上り] 3:55 [縦走] 0 [下り] 2:20
[歩行合計] 6:15
[往復歩数] ***歩
8/6. 7
19:10 広島新幹線口 登山ツァーバス→
5:00 田ノ原駐車場 5:50・・・・
6:30 あかっぱげ・・
6:45 金剛童子・・
7:15 石室・・
7:35 一口水・・
8:05 王滝頂上・・
8:40 頂上小屋・・
8:45 御嶽山剣ヶ峰 9:10・・
10:15 石室・・
11:30 田の原駐車場 登山ツァーバス→
11:30 うしげの湯→
23:30 広島新幹線口
8月6.7日
山陽、名神、中央自動車道を走り、中津川ICで高速を降り、19号線を上る。
夜明け前の御岳スカイラインを進み、早朝5時に標高2200m田の原駐車場に到着。
洗面と朝食を終え、準備後、出発する。
大鳥居越しに見える筈の御嶽山全貌が、ガスで隠れている。田の原大黒天を
通過する頃から階段の坂道となる。
大江権現で手を合わす。次第に傾斜が増し、シラベ、ダケカンバの山道に
さしかかる。小雨で、レインコートを身に着け、赤土の流出を防ぐ土留めが
見られる「あかっぱげ」を通過する。
蒸し暑く我慢の歩行で、ゴツゴツした岩場に祠が奉られた金剛童子まで来る。
レインコートを脱ぎ、一服する。森林限界を超え、ハイマツに覆われた溶岩の
ガレ石を越えながら、8合目石室に到着。ガスが晴れ始め稜線が現れてくる。
富士見石で振り返るが、富士は雲隠れ、時折中央アルプスが顔を覗かす。
キリンソウが鮮やかで、六根清浄を唱える白装束の団体の声が、稜線に
響き渡る光景は、山岳信仰の聖地に相応しい。
イワカガミ、チシマキキョウ、イワツメグサが岩肌に見られ、ポトリ、ポトリ
落ちる「一口水」に到着する。9合目石室、大のぞきの崖プチを過ぎると、
王滝頂上の神社。石垣に囲まれた境内で小休止。
神社をすり抜けると、前方に赤茶けた砂漠の頂上に、御嶽山剣ヶ峰が現れる。
左端は地獄谷で所々で水蒸気が噴出し、硫黄臭が漂う。緑が全く無い火星の
地に踏み入れろ。八丁ダルミを少し下ると、ガレの上りが始まる。
御嶽教火祭場を過ぎると、最後の上りで剣ヶ峰朝日館、頂上小屋に到着だ。
立派な石段を上り詰め、鳥居をくぐり、御嶽山剣ヶ峰に着く。
ガスが立ち昇っているが、時折晴れ間が広がり、広大な眺望に感動する。
残念ながらアルプス山脈は雲の中。ザクザクした外輪壁に囲まれ、涸れた
噴火口の一ノ池。コバルトブルーに輝く日本最高所のニノ池は素晴らしい。
火星を思わす八丁ダルミと、赤茶色のガレ場の地獄谷は、別世界を連想。
時間があれば御鉢めぐりをしたいが、20分の休憩しかなく、行動食を
食べるのも惜しんで絶景を堪能する。夏でも寒いヨイヨイヨイ♪ と唄われた
3067m御嶽山も、今日は13℃で、汗も乾いて気持ちがヨイヨイヨイ。
鳥居をくぐって下山。
足を取られないように気を配りながら下る。王滝頂上直下で小雨になり、
やがて、土砂降りになる。8合目石室で、雨があがり一気に晴れる。
滑りやすい溶岩石を下りる。ハイマツからダケカンバ、カラマツに変わり、
観光客で賑わい、焼きとうもろこしの香ばしい香が漂う駐車場に戻る。
強烈な雷雨が轟き渡る中、麓の「うしげの湯」に浸かる。ビールで喉を潤し、
広島への帰路に着く。
読売旅行 登山バスツアー(14800円)の旅は、広島着23:30で終了。
山頂で、ゆとりが欲しかった。(伸)