- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 寒風山 伊予富士 (日本三百名山 ) |
住所 | 愛媛県西条市 |
標高 | かんぷうやま 1763m いよふじ 1756m |
特徴 | 予土往還の桑瀬峠を基点に 変化に富んだ寒風山と、 笹尾根の空中散歩の 伊予富士は爽快。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☀/☁ |
5月27日 寒風山・伊予富士
[上り] 1:55 [縦走] 1:55 [下り] 2:45
[歩行合計] 6:35
[往復歩数] 20500歩
6:15 木の香温泉→
6:40 寒風山トンネル P 6:50・・・
7:40 桑瀬峠・・・
8:00 ハシゴ・・・
8:15 岩峰ピーク・・・
8:45 寒風山 9:15・・・
9:50 桑瀬峠・・・
10:25 鷹ノ巣山支尾根・・・
10:45 鞍部・・・
11:10 伊予富士 11:40・・・
13:15 鷹ノ巣山支尾根・・・
14:00 桑瀬峠・・・
15:15 寒風山トンネル P→
木の香温泉→
しまなみ海道→自宅
5月27日 寒風山・伊予富士 (東赤石山・八巻山からつづく)
194号線寒風山トンネルの手前から瓶ヶ森林道に入り、旧寒風山トンネル手前の展望の
いい駐車場に着く。
前日の筋肉疲労を感じながら出発。激しい胸の鼓動を呼ぶ、いきなり急勾配の
折り返しが続く。
ブナ、リョウブ、ミズナラ等の新緑のアーケードが続き、足取りも次第に軽やかになる。
岩陰に黄色いツルマンネングサも顔を見せる。広々とした笹原の中、歴史の匂いが漂う
桑瀬峠に着く。この峠は伊予と土佐を結ぶ重要な役割を果たしてきた街道の
予土往還の一部であるという。
右の笹原越しに威風堂々とした寒風山の全貌が現れる。笹原にアクセントを付ける
ウラジロモミの大樹が点在する。
満開を過ぎてはいるが、十分楽しめるアケボノツツジ、シャクナゲが気分を高める。
巻き道は通らず岩場のハシゴを上ると、登山雰囲気をより実感する。
4つのハシゴを上り下りし、岩峰ピークを超えると、再びズームされた北斜面に
そそり立つ寒風山の全貌が現れる。
樹林帯を抜け、笹原の道となり、西峰の北斜面と違って穏やかな笹原の山頂が
見えてくる。笹原を上りきると寒風山山頂に到達する。
360度の展望が得られ、気分爽快だ。笹ヶ峰、ちち山、伊予富士を眺めながら、
少し早い昼食とする。
瀬戸内海は黄砂で霞んでいる。時間に余裕があると、欲張りの悪い癖が出て、
伊予富士への縦走を決める。
足早に桑瀬峠まで戻り、寒風山を背に笹原の尾根を上る。ピークの樹林帯を過ぎ、
笹原の遥か向こうに恐竜の背のような、富士の名に似つかない伊予富士が
現れる。風になびく四国笹の草原の中央を、うねって尾根伝いにアップダウンし、
標高1600mの空中散歩は非常に気持ちがよい。
広大な笹原の鞍部を通過し、低木帯を過ぎると、かなり急斜面の上りが始まる。
真上に山頂は見えるが思うように足が上がらない。
四駆八苦(四つんばいで苦労する新語)で伊予富士山頂にたどり着く。
展望は非常に良く、人気の山らしく登山者が後から後からと続く。
東黒森、西黒森、瓶ヶ森と1700m級の尾根が連なる石鎚連山まで伸びる、
曲がりくねった笹尾根が続き、平行に瓶ヶ森林道が縫うように走っている。
北東に寒風山の眺望。
同じコースを逆送し下山する。同じコースでも帰路は景色は変わり、十分楽しめる。
桑瀬峠まで戻り、予土往還を後にする。途中登山道の整備をされている人に会い、
ご苦労に感謝する。
再び、木の香温泉(¥600)で汗を流し、ゆずジュースを飲み干して帰宅。
光化学スモッグ警報の中、2日で4山制覇。(伸)