- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 笹ヶ峰 (日本二百名山 ) ちち山 |
住所 | 愛媛県西条市下津池 |
標高 | ささがみね 1860m ちちやま 1855m |
特徴 | 別子銅山へ続く炭の古道の 宿から伊予三名山の一つ、 笹ヶ峰。ちち山への 笹原縦走は空を 羽ばたく心地良さ。 |
満足度 | ★★★★☆ |
天気 | ☀/☁ |
5月4日 笹ヶ峰・ちち山
[上り] 2:20 [縦走] 0:45 [下り] 2:05
[歩行合計] 5:10
[往復歩数] 16100歩
6:30 石鎚温泉→
6:55 笹ヶ峰林道→
7:25 登山口 P 7:35・・・
8:20 宿・・・
8:55 丸山荘・・・
9:55 笹ヶ峰 10:15・・・
10:30 鞍部・・・
11:00 ちち山 11:35・・・
11:55 鞍部・・・
12:30 丸山荘 12:45・・・
13:05 宿・・・
13:55 登山口P→
小松オアシス・椿温泉→
しまなみ海道→広島
5月4日 笹ヶ峰・ちち山 (西赤石山・西山からつづく)
石鎚温泉を早朝出発。コンビニで昼食を仕入れ、加茂川沿いの194号線に入る。
下津池から笹ヶ峰林道に入り、急カーブの連続、さらに狭い未舗装の悪路となる。
不安の30分後、10台位の駐車場に着く。
吉居川の轟音を聞きながら、生い茂る新緑の登山道へ。
いきなり、上りの連続。急流に沿うように急勾配が続き、一気に息があがる。
新緑越しの滝が雰囲気を増す。ヒノキ林を抜け、数回沢を渡って、高度を詰める。
滝の轟音が沢のせせらぎに変わり、やがて厚いヒノキ森林の中へ。
植樹されたヒノキが繁る広い平地、宿(しゅく)に着く。遠く加茂川流域から
馬車で運んだ銅精錬用の炭を保管した所で、別子銅山への中継地点だった。
木橋を渡ると、ブナ、ウラジロモミ、ダケカンバが立ち並び、新緑の芽吹きに気持ちが
同化される。
丸太の階段を上り、山の小学校を連想する赤い屋根の丸山荘に到着。
縁側に腰掛け、汗をぬぐう。行く手にやわらかく丸みをおびた笹ヶ峰の全貌が
横たわって見える。
高まる気分もつかの間、ブヨの大群に出迎えられ、山荘を後にする。ダケカンバ林を
抜けると笹原の丘陵地に出る。ジグザグの笹原道を繰り返しながら上る。
山荘の赤い屋根が次第に小さくなる。
丘陵地の窪みに残った雪渓が景観度をアップさせる。寒風山への分岐を過ぎ、
緩やかな傾斜になると、笹原のなだらかな「伊予三名山」笹ヶ峰に着く。
展望は最高。天気も良いし、そよ風で気持ちが良い。西に寒風山、伊予富士、
西黒森、瓶ヶ森、石鎚山と縦走路が続く。東に沓掛山、ちち山、冠山、平家平。
石鎚山脈を眺め、絶景に陶酔のさなか、目の上に違和感が・・さっきのブヨ。
リンデロンVG軟膏を取り出す。
ちち山に向けて縦走開始。コメツツジが混じる四国笹のなだらかな尾根を下る。
両手を広げ、上昇気流に舞うオオワシのように。そんな気分にさせてくれる笹原は
気持ちが良く好きだ。
鞍部まで下り、上り返す。雑木林を通過すると、また笹原が続く。大岩を
回り込むと、ちち山山頂。
展望抜群で、昨日の西赤石山を始めとして、法皇山脈が見渡される。
冷たいとろろそばに喉を鳴らす。
衰退傾向の脳細胞に、焼きつけた絶景を土産に下山。鞍部まで戻り、雪渓の
モミジ谷経由で原始林を抜けて、丸山荘に戻る。
足裏の感覚が鈍るが、イチリンソウ、ヤマシャクヤクに励まされ、来た道を戻る。
小松オアシスの椿温泉(¥400)に立ち寄り、露天で疲れを癒す。天気に恵まれた
GWの四国登山が終了。 (伸)