- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
陽気な春風に誘われ、庄原から432号線を下り、春を告げる節分草の
自生地を訪れる。
その前に腹ごしらえで、江戸そば「五稜庵」ののれんをくぐる。
風情のある囲炉裏端で、かけそば、もりそば(共に¥850)を注文する。
厨房と座敷を駆け巡る忙しそうなおかみ。先客が多く、40分間の忍耐を要した。
おかかの佃煮を土産にいただく。
交差点を左に入り、数分でガラス球体の建物、道の駅リストアステーションに着く。
入場は無料。やまめの塩焼き、産直野菜、うどん、カレー、土産品売り場等が立並び、
多くの観光客でにぎわいを見せている。
田総川に架かるゆめかけ橋を渡ると直ぐ、福寿草と節分草の自生地に着く。
黄色が濃い福寿草、とても鮮やかだ。花言葉どうり幸福、がよく似合う。
透明感のある淡い薄紫の小さな妖精、節分草とご対面。初めての出合いに感激。
北向きの半陰地を好む春を告げる花。ひたむきで可憐さがぴったりだ。
山裾の斜面に広がって、群生している。
川岸を上流に向かって次の自生地へ移動する。
民家の庭を通過し、裏手の裾野に寄り添うように群生している。
種から4、5年でやっと開花するそうで、絶滅危惧種に指定され、総領町の
有志で保存活動されている。
今年は2/21~3/15の期間で公開される。自然と人間が協調し、育て守った里山の
楽しみを味わった花旅だった。 (伸)