- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
山陽道玉島ICで降り、54、180号線で桜満開の高梁市を経由、58号線で
吹屋千枚駐車場に着く。
燃えよ剣(岡田准一主演)のロケ地にもなり、ポスターがあちこちで目立つ。
江戸か明治にタイムスリップしたかのように、紅い石州瓦、ベンガラで彩色された格子、
壁や のれんの町並みが続く。
町並みを抜け5分で、旧吹屋小学校に来る。明治33年に建築された木造校舎は、
平成24年閉校となった。
大正7年には、369名の児童が在籍したそうです。
児童の声が聞こえる?床板張りの教室。懐かしい。
銅山とベンガラ生産が町の隆盛を、極めた証でもある。
町並みに戻り、吹屋をのんびり散歩。下町、茅葺きと焼墨壁板の 紅や で折り返す。
観光客はまばらで、郷土館、雑貨店、旧片山家、土産店、酒屋、食堂・・・
吹屋郵便局、ベンガラ色ののれんも風情たっぷり。飛脚でなく郵便車が停まる。
空家も少し目立つが、町並は美しく保存されている。
スープカレー店つくし で、足が止まり、ベンガラ色ののれんをくぐる。
丁寧すぎる店主の説明を聞き、中辛のスープカレーを賞味する。
石段を登り、頭を出したつくしんぼうを覗きながら、境内に着く。山神社に
参拝して、駐車場に戻る。
途中、黄銅鉱、硫化鉄鉱を採掘した笹畝坑道に寄ったが、休業中。坑道には入れない。
ベンガラは赤色顔料として使用され、陶磁器、染め物、塗料等に用いられた。
桜、レンギョウ咲く58号線を戻る。高梁市の備中松山城へ向かう。 (伸)