大山槍ヶ峰 登山(1回目)

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 大山槍ヶ峰  1回目
日本百名山
住所 鳥取県日野郡江府町
標高 だいせんやりがみね 1650
特徴 大山の涸沢カールこと、
三ノ沢カール(自称)は
秋真っ只中。
迫る南壁の迫力は
圧巻で呆気にとられる。
満足度 ★★★★★
天気

[上り] 1:50 [縦走] 0 [下り] 1:35
[走行合計] 3:25
[往復歩数] 9250

  6:10  自宅→
  9:30  蒜山風の国  10:00
           蒜山スカイライン→
11:15  大山三ノ沢P・・・
11:30  第1堰堤・・・
11:50  最終堰堤・・・
12:00  三ノ沢カール  12:40・・・
           ガレ谷・・・
           草付尾根・・・
13:45  大山槍ヶ峰  14:00・・・
15:00  三ノ沢カール・・・
15:35  大山三ノ沢P
 

道の駅・風の国で新鮮野菜をいっぱい買い込む相棒の顔は笑みに満ちている。
紅葉にはまだ早い蒜山・大山スカイライン。鬼面台から大山・烏ヶ山を展望する。

鬼面台から大山南壁と烏ヶ山

御机での大山展望。観光客で大渋滞の鍵掛峠は通過して、三ノ沢に直行する。

御机から大山南壁

ほとんどが観光客で、登山者の少ない三ノ沢に駐車し、準備後すぐ出発。

三ノ沢を上る

堰堤工事用の林道に一歩入ると、紅葉の自然界に包まれ、混雑した人ごみと
車の騒音は途絶える。ヒラヒラと落ちる枯れ葉が演出効果をよりアップさせる。

最後の堰堤の左端を進む 正面に主峰・剣ヶ峰

紅葉した木々の間から大山剣ヶ峰が顔を出す。十数個の堰堤を通過して
最後の大堰堤が立ちはだかる。その奥には大山南壁が待ち構えていた。

三ノ沢カール 右寄りの黒い突起が槍ヶ峰

大堰堤左側の巻き道を上り、堰堤の上に出ると、自称・三ノ沢カールが広がる。

槍ヶ峰~キリン峠稜線

背後には大山南壁が迫り、白く輝くガレ沢が黒い岩壁に吸い込まれている。

主峰剣ヶ峰

北アルプスの涸沢を思わせる絶景に見とれ、気分は最高点に達する。

登山ルート

ガレ場の木陰に座り、景観には合わないチャンポンめんの昼食(^。^)。
しばらく時間が止まったように岩壁、草付尾根、ガレ沢の絵画を眺める。

ザレた草付尾根

シーンと静寂した白いガレ沢と風。青空に染まる槍と太陽。
剣ヶ峰、天狗峰、槍ヶ峰を悔いるように見つめているうちに槍ヶ峰までと・・・
大山病が発病。心の葛藤が始まる。行くかやめるか。槍ヶ峰が呼んでいる。

剣ヶ峰を左に見て

沢沿いの踏まれた微かなガレ石の登山道を登る。ガレの急斜面は足が取られ、
非常に不安定だ。

ザレ尾根

目印の赤テープを見逃さないように足場を確認し、ゆっくり行く。
ガレ、低木、ゴロ石、草付き尾根。初夏には満開でピンクに染まるイワカガミの
群落が痩せ尾根の隙間に陣取り、葉は紅く色付いている。

正面に槍ヶ峰

草付きをさらに突き進むと、ガレた岩山が立ち並ぶ主尾根に着く。

槍ヶ峰

すぐ傍に槍ヶ峰。痩せ尾根でトップまでは危険。
地獄谷、振子沢が眼下に伸び、先鋭な烏ヶ山、最高峰剣ヶ峰、天狗峰が居座る。

三ノ沢カールと二ノ沢

振り返ると紅葉の中に、三ノ沢に並ぶ堰堤が長く連なっている。

下山は非常に危険。足元を確かめ、草木を掴み、三点確保で息を凝らせ
狭い尾根を下る。ガレは流れるので用心に用心を重ね、大きく深呼吸・・・。

天狗峰~槍ヶ峰~キリン峠

足の位置を決めて、静かに体重をかける。一歩一歩。
神経を使う下山は約1時間続く。三ノ沢まで戻り一安心。

南壁を眼に焼き付ける

南壁を振り返える。「また来るよ」。と三ノ沢カールを後にする。
堰堤を数えながら林道を下る。

続く堰堤

大山環状道路まで戻ると、鍵掛峠方面への車の大渋滞がまだ続いている。
淀江・白鳳の里ゆめ温泉(¥700)で休憩。ボリュームを上げた吉田拓郎のCDが
眠気を覚まし、180、183号線を走る。(伸)

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