熊野古道・紀伊半島 の旅 2/3

2日目・2/21（金）　ﾊﾞｽ走行150ｋｍ

ﾎﾃﾙを出発。紀州梅の里・なかたで工場見学。

つづいて土産店で各種梅酒の試飲。

気分も高まり、数々の土産を漁る。

中辺路の出発点に移動し、熊野古道館で歴史等の知識を得る。

熊野の神域への入口で、川向かいの滝尻王子に参拝する。

ここから熊野本宮大社まで中辺路の旅は約40ｋｍ。

ﾊﾞｽで、瀞峡めぐりの里熊野川で昼食。熊野川上流の小辺路に向かう。

平岩口ﾊﾞｽ停から語り部の案内で、小辺路ｺｰｽを熊野詣の開始。
車道を上り、すぐ杉林の繁る古道に入る。

ﾊﾞｲｶｵｳﾚﾝ、ｾﾘﾊﾞｵｳﾚﾝの群生近くの三軒茶屋跡に着く。

中辺路との合流点で、昔、三軒の茶屋があり、賑わったと伝わる。

傍に石碑があり、「右かうや・左きみい寺」　とある。
右、高野山・左、紀三井寺の意味か？

通行税を払った再建された九鬼ヶ口関所を通過。

風情ある石畳の古道、緩やかに上りが続く。

ちょっと寄り道展望台から、大斎原の大鳥居を拝み、下りの古道に戻る。

杉林の中、まばらな石畳、石祠のある祓殿（はらいど）王子に来る。
旅の汚れを祓い清めて熊野本宮大社へ詣でたそうだ。

王子とは道中の守護を祈る場所で、熊野古道に百箇所以上あるという。

裏鳥居から境内に入り、黒い八咫烏ポストを過ぎ、拝殿に参拝。

大黒石、亀石に触って金運と長寿を祈願する。

神門から入り、熊野本宮大社上四社に参拝。

平安時代の衣装で参拝の家族にあたたかさを感じる。

杉に囲まれた158段の石段を下る。借りた竹杖が活躍。

熊野大権現の鳥居を抜ける。

路地でもうで餅を購入し、熊野詣を味わう。

餅であんを包み、玄米粉をまぶした素朴で香ばしくうまい。

大斎原（おおゆのはら）に建つ、高さ34ｍで鋼鉄製、日本一の大鳥居を潜る。

熊野杉が生い茂る神域の境内に入ってゆく。

大斎原に残る社殿に参拝する。

中辺路古道歩きを終え、語り部さんと別れる。楽しくユーモラスに説明して
頂いてありがとうございました。

明治22年、熊野川の中州にあった社殿は大洪水により流失し、
今の場所に移築再建された。

新宮市に移動し、下馬橋、鳥居を抜ける。
ここから神域のため、馬から下りて橋を渡り参拝する。

樹齢千年の梛（なぎ）の大樹のご神木がある。

梛の葉は丈夫で切れない事から、縁結びの御利益があり、お守りにされる。

熊野速玉大社　神門を潜る。

熊野速玉大社に参拝。

ご神体は近くのｺﾄﾋﾞｷ岩で神倉神社にあり、この地に移され、新宮と呼ばれた。
ﾊﾞｽからｺﾄﾌﾞｷ岩を遠望する。

本州最南端・潮岬で夕食。

串本に戻り、橋杭岩近くのﾎﾃﾙで、2日目を終える。（伸）

（熊野古道・紀伊半島の旅　3/3につづく）