- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 乗鞍岳(日本百名山) 西穂独標 焼岳(日本百名山) |
住所 | 長野県松本市 |
標高 | のりくらだけ 3026m にしほどっぴょう 2701m やけだけ 2393m |
特徴 | ▲乗鞍岳 北アルプス南端の中部山岳国立公園。 3026mの剣ヶ峰を主峰とし、23峰が聳え、 標高2702mの畳平までバスで行ける。 ▲西穂独標 独標とは独立標高点の略で、笠ヶ岳、 槍ヶ岳、穂高岳を真近に望める。 西穂連峰の稜線歩きの一部を楽しむ。 ▲焼岳 大正4年の噴火で梓川をせき止め、 大正池を形成させた。今も噴煙が上がり、 硫黄臭漂う活火山。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☀/☁ |
10/5.6
[上り] 1:40 [縦走] 0 [下り] 2:20
[歩行合計] 4:00
[往復歩数] 21400歩
21:03 広島・のぞみ98
22:44 京都 23:30 深夜バス さわやか信州号
5:00 平湯温泉バスターミナル 6:40 バス
7:30 畳平 7:40
8:20 肩ノ小屋
9:10 頂上小屋
9:20 乗鞍岳剣ヶ峰 9:35
10:20 肩ノ小屋
11:05 富士見岳
11:33 大黒岳
11:55 畳平 13:50 バス
14:50 平湯温泉バスターミナル
15:10 山荘湯乃里(泊)
10/7
[上り] 2:20 [縦走] 0 [下り] 3:30
[歩行合計] 5:50
[往復歩数] 28500歩
6:40 山荘
6:50 平湯温泉バスターミナル 7:00 バス
7:33 新穂高温泉ロープウェイ 7:55
8:25 西穂高口駅 8:45
9:55 西穂高山荘 10:05
10:20 西穂丸山
11:15 西穂独標 11:25
12:30 西穂高山荘 13:20
13:30 焼山分岐
14:10 宝水
15:10 上高地西穂登山口
15:20 ウェストンレリーフ
15:45 河童橋
16:20 西糸谷山荘(泊)
10/8
[上り] 3:00 [縦走] 0 [下り] 3:40
[歩行合計] 6:40
[往復歩数] 29100歩
5:00 山荘
5:07 上高地バスターミナル 5:10 タクシー
5:35 中の湯温泉登山口
6:50 下堀沢出合
8:35 焼岳北峰 9:05
10:15 展望台
10:25 焼岳小屋
10:50 はしご
12:10 焼岳登山口
12:40 アルプス山荘・温泉 13:35
13:40 上高地バスターミナル 14:40 バス・さわやか信州号
21:45 京都駅 22:10 のぞみ125
23:54 広島
10月5.6日
広島発21:03の新幹線、京都で さわやか信州号(夜行バス)に
乗り換え、岐阜県平湯温泉バスターミナルに、早朝5時に着く。
6:40始発のシャトルバスで、1時間の乗鞍スカイラインをドライブ。
標高に比例して紅葉が増す。標高2702m、9℃の畳平に到着。
乗鞍中宮に参拝し、「熊に注意」の看板を見て出発。
3年前、熊の出没により、9人の重軽傷者が出たニュースに衝撃を受けた。
紅く染まったナナカマドの歩道、不消ヶ池を通過し、砂利の車道に合流する。
色付いた乗鞍高原の赤、黄、緑。その中を横切る白いエコーラインが映える。
肩の小屋裏手に登山口。黒くゴツゴツした溶岩石が並び、登山道らしくなる。
白砂の蚕玉岳(こだまたけ)で、権現池を眺めて休憩する。
頂上小屋の前を通過し、岩場を乗り越えると剣ヶ峰山頂に到着。
ぐるっと回りこんで、乗鞍本宮で安全祈願。吹き通る風が冷たい。
鳥居をくぐって下山。蚕玉岳まで戻り、剣ヶ峰を振り返る。
富士見岳に足を伸ばし、八ヶ岳、南アルプスを望む。
さらに大黒岳を往復して、鶴ヶ池沿いに散策し、畳平に戻る。
畳平のレストランで、飛騨牛カツカレー(¥1200)に魅せられ注文。
乗鞍スカイラインを下って、平湯温泉・湯乃里の宿に着く。
温泉に浸かり、夕食に満足し、早い眠りにつく。
10月7日
平湯温泉バスターミナルから新穂高温泉まで、バスで移動。
ロープウェイ乗り場で、8kg越すと荷物代金が必要。
慌ててペットボトルと小物を抜き取り、7.9kgでセーフ。
片道¥1500のロープウェイに乗り込む。しらかば駅を中継し、
2階建てロープウェイに乗り換え、7分の空中を散歩を楽しむ。
終点、標高2156mの西穂高口展望台で、
笠ヶ岳、西穂高岳、焼岳を遠望する。
千石平園地の登山口で登山届を出して、朝食のアンパンをかじる。
シラビソの森から岩場の急斜にさしかかり、テンポはスローに。
賑わいをみせる西穂高山荘に着く。ザックを1つにまとめ、小屋に預ける。
岩陵、ハイマツを抜けると、標高2452m西穂丸山に着く。
小栗旬の「岳」のロケ地にもなったところだ。
非常に歩き難いガレ石に変わり、ペースダウン。ガスで視界が狭まる。
一瞬、西穂独標が姿を見せるが、又、白いベールに包まれる。
独標真下で登りの最後列に並び、じっと岩場ルートを眺める。
ステッキを納め、足場を見つけ、足を置く。慎重に三点確保を守って、這い登る。
西穂独標に立つ。狭い山頂に多くの人で、順番に標識の横に
立って写真を撮る。ガスで覆われ、360度の眺望は伺えない。
登りより下山が危険。より慎重に岩を確かめ一歩一歩下る。
登りの列はどっと増し、下山者をうらめしそうに眺めている。
西穂高山荘で昼休憩。長澤まさみも食べた西穂高ラーメン(¥900)。
しっかりした麺と、みそ味のスープ、空腹にしみる。
山荘を出発し、上高地へ下る。焼岳分岐を左に取り、
標識と赤いテープを確認しながら、シラビソ林の坂を下る。
赤い帝国ホテルの屋根が見えても長い道のり。
やっと西穂高岳登山口に着く。梓川だ。北アルプス開拓者の
ウェストンレリーフ前を通過し、上高地のシンボル河童橋にたどり着く。
河童橋近くの西糸屋山荘で温泉に浸かり、夕食を堪能して明日の焼岳に備える。
10月8日
朝5時、宿を出て、上高地バスターミナルから、タクシー(¥3700)で、
中の湯温泉に。登山口駐車場は満車。
薄明かりの中、出発。直ぐに急勾配の坂道となり、身体は暖気完了。
一枚脱いで、朝日を背に受け、さらに登る。
水平道となり、紅葉したナナカマドの間から焼岳の頭が現れ、下堀沢出合に着く。
下堀沢沿いに紅葉を楽しみ、高度を重ねる。南峰の絶壁を左手に、ガレ、
岩場を繰り返し、硫黄臭が漂い、白い噴煙の北峰を目指す。
緑青色した火口湖に来る。北峰直下の岩陵を回りこむと、最後の岩登りとなる。
黄色く染まった硫黄の岩肌のすぐ横を登り詰め、焼岳北峰山頂に飛び出る。
登った者にしか味わえない絶景。ぐるりと笠が岳、槍ヶ岳、穂高連峰、
麓に輝く梓川、大正池を挟んで上高地が広がる。
火口湖の上に焼岳南峰、乗鞍岳と視界良好。
宿の弁当を開き、時間が経つのも忘れ、絶景を味わう。
上高地に向け下山。山道の傍には大小の噴煙が上がっており、
手をやると熱気が伝わる。ガス大丈夫?
展望台で振り返る。迫力満点の焼岳に満足。
焼岳小屋から崩れた峠沢沿いに下る。
24段の真直ハシゴを降り、シラビソ、モミの森林、
カラマツ林を過ぎ、焼岳登山口に出る。
梓川沿いに歩き、穂高橋、田代橋から奥穂岳と前穂岳の吊尾根を眺める。
梓川左岸を行き、河原で焼岳を振り返る。上高地アルプス山荘の日帰り入浴
(¥600)し、上高地バスターミナルへ。
さわやか信州号に乗り換え、京都へ。最終新幹線で広島に戻り、
無事を土産に信州の山旅が終了。 (伸)