- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 甲斐駒ヶ岳(日本百名山) |
住所 | 長野県伊那市長谷 |
標高 | かいこまがたけ 2967m |
特徴 | 白い花崗岩の岩肌の山容は 気品と雄姿に溢れ、 「南アルプスの貴公子」 と呼ばれる。 まぶしい白砂を 踏む感触は誰しも絶賛。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☁/☀ |
8/2 甲斐駒ヶ岳
[上り] 4:05 [縦走] 0 [下り] 4:30
[歩行合計] 8:35
[往復歩数] 22500歩
4:20 長衛荘・・
5:05 仙水小屋・・
5:35 仙水峠 5:40・・
7:10 駒津峰 7:20・・
7:55 六方石 ・・
8:20 摩利支天分岐・・
8:40 甲斐駒ヶ岳 9:40・・
11:00 駒津峰 11:20・・
12:05 双児山 12:15・・
13:40 北沢峠・長衛荘 13:55→バス
14:40 仙流荘バス停→
15:10 入野谷(泊)
8/3
8:00 宿→
20:00 広島
8月2日 甲斐駒ヶ岳
3:30に目が覚める。おぉ寒い!
満天の星空の中、ヘッドランプを灯して長衛荘を出発。
南アルプス林道を山梨県側に5分下り、左にコースをとり、テントサイトを過ぎ、
北沢駒仙小屋に来る。
薄暗い仙水谷に、鈴の音が響く。
丸木橋を3度渡り、幾度か砂防ダムを越えると、仙水小屋に着く。
樹林帯を抜け、ガレ石の広大な岩海に出る。
朝日に輝く淡いピンクのシャクナゲに出迎えられる。
岩の上をひょいひょいと進んで行くと、標高2264m仙水峠に着く。
涼風が吹き抜け、気持ちがよい。
地蔵岳のオベリスク、甲斐駒ヶ岳摩天楼が鮮明に見える。
樹林帯に入り、連続する超急坂が続く。
元気の良い清水東高校のグループに、抜かれながらも懸命に登る。
鳳凰三山の背景に、浮かんだ富士山が現れ、胸が熱くなる。
やっと樹林帯を抜け、駒津峰(こまつみね)に到着。
正面に甲斐駒ケ岳、摩利支天(まりしてん)が、堂々と居座る。
北アルプス、中央アルプス、鳳凰三山、白峰三山、仙丈ヶ岳が、鮮明に捕らえられる。
ゴジラの背中の岩尾根を通り抜ける。
岩壁を上り下り、巨大な六方石に来る。
六方岩を巻いて進む。直登と巻き道分岐は、巻き道を選ぶ。
雑木林を抜け、白い花崗岩の岩肌になる。
照り付ける夏の日差しと、紫外線を受け、細かい白砂を踏み締める。
ジグザグに一歩づつ慎重に上る。
摩利支天分岐を過ぎ、白砂をザクザクと上る。
歩幅を狭め、一歩一歩の足の裏に緊張が伝わる。
背後の富士山が、応援してくれる。
大岩を通過すると山頂の祠が見え、最後の岩峰をよじ登る。
やっと甲斐駒ヶ岳に到着 (^^)。
フーと溜息と共に緊張が抜け、顔がほころぶ。
北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、鳳凰三山、白峰三山、昨日の仙丈ヶ岳を遠望。
雲の上に浮かんだ富士山。心が休まるどころか、興奮と感動で頭痛がしそう。
絶景の360度のパノラマを見ながら、祠の陰で長衛荘の弁当を開く。
惜しまれる気持ちを抑えて、下山。
駒ヶ岳神社奥社に立ち寄り、駒津峰から、双児山(ふたごやま)コースへ下る。
長い下り、上りが終わると双児山に到着。
最後の甲斐駒ヶ岳の雄姿を目に焼きつけ、樹林帯へ入る。
北沢峠に辿り着き、臨時便のバスに乗り込み、長衛荘を後にする。
麓の宿泊地・入野谷に移動。温泉でくつろぎ、郷土料理とビールで無事を乾杯。
天気と元気に恵まれた南アルプスの山旅(伊吹山~仙丈ヶ岳~甲斐駒ヶ岳)は、
価値ある思い出を作り、終了。翌日、宿を発ち広島へ帰る。(伸)