宮之浦岳・縄文杉 登山

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 宮之浦岳日本百名山)
縄文杉
住所 鹿児島県屋久島町
標高 みやのうらだけ 1936
じょうもんすぎ 1360m
特徴 ▲宮之浦岳  世界自然遺産に認定された屋久島は
洋上のアルプス、1ヶ月35日雨が降ると言われる。
太古の原生林に覆われ、九州最高峰。
▲縄文杉 推定樹齢3000年以上、樹高30m、
幹周16.1mの超巨大老杉。縄文時代から
歴史を見続けてきた生き証人は圧巻。
満足度 ★★★★★
天気 ☂/☁/☀

11/3.4  宮之浦岳
[上り] 5:00 [縦走] 0 [下り] 4:50
[歩行合計] 9:50
[往復歩数] 335008km

  8:58  広島駅・九州新幹線→
11:04  鹿児島中央駅・バス→
12:20  南埠頭・ジェットホイル・ロケット→
14:10  宮之浦港→まつばんだレンタカー →
15:00  ガジュマル園 →
16:30  安房・民宿花皐月(泊)
  4:00  宿 →
  5:20  淀川登山口  6:20・・ 
  7:20  淀川小屋・・
  8:50  花之江河・・
12:13  投石平・・
11:30  宮之浦岳  11:40・・
16:40  淀川登山口
17:50  民宿花皐月(泊)

11/5 縄文杉
[上り] 4:20 [縦走] 0 [下り] 4:00
[歩行合計] 8:20
[往復歩数] 4020011km

  4:10  宿 →
  4:20  屋久杉自然館駐車場 4:40  登山バス  →
  5:20  荒川登山口  5:40・・
  6:40  小杉谷集落跡・・
  7:10  三代杉・・
  8:20  大株歩道入口  8:30・・
  9:00  ウィルソン株  9:10・・
10:20  縄文杉  10:40・・
14:50  荒川登山口  15:00  バス →
15:40  屋久杉自然館駐車場 →
17:30  ペンション ハロー(泊)

11/6 屋久島観光
[上り] 0 [縦走] 0 [下り] 0
[歩行合計] 0
[往復歩数] 11700

  4:45  宿→
——–湯泊温泉→フルーツガーデン→
——–仲間ガジュマル
→大川の滝→
——–永田いなか浜→海水浴場→
14:45  宮之浦 ジェットホイル ロケット
19:52  鹿児島中央駅
22:16  広島駅

 

 

 

11月3.4日 宮之浦岳
九州新幹線で鹿児島中央駅、バスで南埠頭へ。ジェットホイル・ロケットに
乗船し、110分かけて屋久島宮之浦に入港。

ジェットホイル ロケット で屋久島 宮之浦港着

まつばんだレンタカーで ミラを4日間(¥15125)レンタルし、志戸子の
ガジュマル園(¥200)に入園する。

登山の拠点、安房の民宿花皐月(1泊夕食¥4000)で、名物、
首折れサバの刺身定食の夕食後、8:30就寝。

3:30起床、車で雨の中、4:00出発。ガスに悩まされ、連続する
カーブを1時間。満車の淀川登山口に着く。

雨具を装備し、むすびを食べ、登山届を提出して出発。木段、石段、
根っ子の山道。ヘッドライトを頼りにゆっくり登る。
次第に白み始め、周りが分かってくる。

淀川小屋

淀川小屋のトイレ行列で、時間を費やすが、淀川橋を渡って、
雨の中、原生林の急坂が続く。

淀川橋

日本庭園似の高層湿原の、小花之江河で休憩。一山越え、
花之江河に着く。急斜の岩場を下り、黒味岳別れを通過。

高層湿原 花之江河

掘れ込んだ岩峰を登ると、大岩が点在する投石平に着く。
依然、ガスで展望なし。

展望が開ける投げ石平だが・・

群生したヤクササの山道、岩登り、水溜り、そして木道。
沢登り、沢下りを繰返。アップダウンしながら安房岳、
翁岳を地図上でクリアーするが、山はガスの中。

巨石の栗生岳に着く。最後の上りを這い上がり、宮之浦岳山頂の
三角点にタッチ。頂点を制覇したものだけに与えられる絶景は、
小雨とガスで真っ白。

宮之浦岳 山頂

しかし、達成感が充分みなぎる。汗と雨で濡れた身体が
冷えないうちに下山。鞍部の岩陰で、パンとドライフルーツを補給。

小雨が止み、薄日が時折射すが、ガスは晴れない。休憩を繰り返し、
花之江河まで戻り、木道に腰かけ、屋久島産鯛ちくわで休憩。

苔むした森

下山時の登りは胸突八丁。脚力も弱まり、根っ子につまずく。
ステッキも時折、的を外す。集中力を欠く中、淀川小屋まで戻る。

ヘッドライトでの往路だった景色も、帰路で見えて嬉しい。淀川登山口に
やっと着いた。10時間余りの小雨とガスの中の登山は、達成感と
充実感でいっぱい。これが屋久島なんだと実感。

無事下山し、宿でトビウオ料理(塩焼き、から揚げ)に舌鼓。
焼酎三岳が喉をうならせ、二日目は9:00就寝。

11月5日 縄文杉
未明から雨。4:10出発。雨具を装備し、屋久杉自然館まで
レンタカーで行き、4:40始発の荒川登山バス(片道¥850)に乗り込む。

荒川登山口で下車し、休憩所でコロッケバーガーの朝食。登山届けを出し、
出発。ヘッドランプに照らし出されるトロッコの線路を歩く。

トロッコ線路を歩く

安房川の轟音がうなる鉄橋、水滴の滴るトンネル、水に
覆われた枕木も苦にせず、線路を進む。

トンネル 通過

小杉谷鉄橋を渡ると、屋久杉など木材の伐採・搬出で
にぎわい、小、中学校、商店等が造られ、450人の
住民が住んでいた小杉谷集落跡がある。

下が見える小谷鉄橋はこわい

線路沿いの三代杉、仁王杉等の巨大杉を観賞し、大株歩道まで
楽しく線路を歩く。トイレ休憩し、これからが山登り。急階段、
石段、沢越えを繰り返す。2010年9月に倒れた翁杉を通過。

巨大屋久杉

そして樹齢2000年、切り口周囲13.8mの巨大ウィルソン株。

ウィルソン株

内部には入いり、空を見上げると「♡」型に見える。
大阪城築城?のために伐採され、ウィルソン博士が調査し、
名前の由来となった。

ウィルソン株の中から天を仰ぐと・・

大王杉、夫婦杉、命名されてない巨大杉が点在し、サル、ヤクシカの
群れの出迎えを受ける。ウッドデッキまで上り詰めると、淡い霧に
包まれ、神秘的で巨大な縄文杉に対面。

縄文杉にご対面

偉大な老杉に感動のあまり、手を合わす。
脳裏にしっかり焼き付けて下山。

小杉谷集落跡の水場で顔を洗い、リフレッシュ。
登山バスに滑り込み、車内で汗を拭う。

千尋の滝

途中、竜神の滝、千尋の滝を見物。ペンション ハロー(1泊夕食¥5775)に
着く。近くの尾之間温泉(¥200)で疲れを癒し、宿のご馳走を
堪能して9:00就寝。

11月6日 屋久島観光
6:00起床。窓から明るい日差しが飛び込んだ。疲れもピークで、
白谷雲水峡は中止し、残り半周の屋久島散策ドライブに出発。

海岸に湧き出る平内海中温泉

海岸に湧き出る平内海中温泉と湯泊温泉で手足だけの入浴。
温度は人肌程度。フルーツガーデンは亜熱帯ムードが充満し、パイナップル、
マンゴ、ドラゴンフルーツ、グァバ、シマバナナ、スターフルーツの盛り合わせ、
紅いもアイス、スモモジュースを味わう。

珍しい南国の果物

仲間地区のガジュマルの巨大さに驚く。

仲間の巨大ガジュマル

荒々しい岩肌を滑り落ちる落差88mの大川の滝は、日本滝百選で
屋久島一。豪快に水しぶきを顔に受け、爆音の迫力に満足。

壮大な大川の滝

世界自然遺産の森林を走る西部林道。
あちこちで日向ぼっこするサルの群れ、ヤクシカの親子に出会う。

屋久島灯台を眺め、ウミガメ産卵地の永田いなか浜で、ウミガメに
なりきって白い砂浜を歩く。
誰もいないコバルトブルーの海をながめた一湊海水浴場。

ウミガメ産卵地 永田いなか浜

屋久島観光センターで、なぜか トンカツ定食とカツカレーで満腹。
屋久島で一番人気の焼酎・三岳を求め、島を一周した。
宮之浦岳、永田岳、黒味岳 を屋久島三岳と言うそうだ。

宮之浦港から乗船し、鹿児島中央駅から九州新幹線みずほに
初めて乗車し、広島に帰る。

雨の宮之浦岳は少し残念だったが、これも屋久島の自然。
偉大な縄文杉にパワーをもらい、大自然を五感で受け止め、
世界自然遺産を満喫した旅だった。 (伸)

 

関連記事

PAGE TOP