大山キリン峠 登山(3回目)

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 大山キリン峠
3回目 日本百名山
住所 鳥取県日野郡江府町
標高 だいせん きりんとうげ
1405
特徴 大山登山の隠れコース。
大山東壁の槍尾根の
雄姿は息を呑む迫力があり、
キリン峠の草付きは
高山植物の宝庫。
満足度 ★★★★★
天気 /

[上り] 2:05 [縦走] 0 [下り] 2:40
[走行合計] 4:45
[往復歩数] 9700

  5:30 自宅→
  9:00  鍵掛峠健康の森 P  9:15・・・
  9:45  文殊越・・・
10:05  槍見谷  10:15・・・
10:35  ガレ谷分岐点・・・
11:00  草付・・・
11:20  草付トップ  12:00・・・
12:15  キリン峠・・・
12:30  ピーク・・・
12:40  白い標識  12:55・・・
13:15  鳥越峠  13:30・・・
14:00  文殊越  14:10・・・
14:40  鍵掛峠健康の森  P 

 

大ブナ林が広がる健康の森、遊歩道は小鳥とセミの競演で、夏本番の到来。
ザックに付けた鈴の音が響き、キツツキが忙しそうに幹を打ち鳴らしている。

エゾアジサイ

青紫のエゾアジサイが道の両脇を彩り、ヤマジノホトトギスもあちこちに点在。
ひんやりとした緑の冷気に包まれ、マイナスイオンが満ち溢れている森林浴は
清々しい。

マイナスイオン降り注ぐ健康の森

文殊越からブナ林の中、ガレ石が堆積している谷沿いに直登する。
歩きやすいガレを選択しながら進むうち、次第に傾斜がきつくなる。まもなく、
木陰から槍尾根が現れる。

槍尾根が現れる

倒木に腰掛け、冷たいお茶で喉を潤し、小休憩し、再出発する。
前回のコースは広いガレ谷を登り、苦労したが、今回は右の小さな沢に入り、
槍尾根の下の草付きを目指した。

ガレ沢から草付きを目指す

雑木林からガレ沢越しに、再び槍尾根が顔を出し、一気に展望が広がる。
低木林とガレ石沢の堺を、進むが、ガレ石に足を取られてズルズル下がり、
思ったより時間が過ぎる。

歩きやすくなる草付き

ホソバノヤマハハコの群生がガレ石にへばり付き、白い笑顔を見せている。
喘ぎながらやっと草付きに出る。ルートがはっきりしてきてホットする。

オオバギボウシの群生

次第にお花畑に変身してゆく。急登で息が荒く、息を凝らしてシャッターを押す。

オオバギボウシ

クガイソウ、オオバギボウシの群生が広がり、所狭しと咲き誇っている。
咲き始めのシモツケソウも顔を見せる。

ダイモンジソウ

足元にダイモンジソウ、シコクフウロが謙虚に顔を覗かせ、所々で背の高い
シシウドが威張って咲いている。

シシウドに舞う蜂

色とりどりの花の競演に、ヒョウモンチョウとミツバチの乱舞が加わり、精一杯の
演出をしている。

草付きの頂点 左がキリン峠

草付きの頂点で腰を降ろす。日差しはきついが、キリン沢から吹き上がる心地
よい風に浸る。

草付きトップから上りの登山道は荒れて危険

眼下に広がるお花畑を眺める。桃源郷か、極楽浄土か・・最高~。
むすびと素晴らしい景観をいただき、胃袋いっぱいに詰め込む。

キリン峠への草付き

人影は全くなく、独り占めするのがもったいない。象ヶ鼻、ユートピアのお花畑も
有名だが、見劣りしない。

クガイソウの群生

花を踏まないように注意して下山。草付きを下り、クガイソウのキリン峠を
通過し、ピークで振り返える。

キリン峠から槍尾根と草付きトップを望む

お花畑に化した三角形の草付きの奥に、槍尾根の絶景が迫っている。

 

ピークから槍が峰を望む

白看板から、ヤマブドウが絡む急坂を一気に下る。鳥越峠経由で文殊越に戻り、
健康の森駐車場へ。大きな蒜山大根を土産に帰路に着く。

ホップみたいなクマシデの実

道後山温泉「すずらんの湯」(¥500)で汗を流し、黒ゴマソフトクリーム
(¥250)で空腹を抑えて帰宅する。

素敵なお花畑を発見し、何故か得した気分になる登山。鳥取花回廊も美しいが、
期間限定、自然のお花畑は素朴で、たくまく、胸を打つ何かを潜めている。(伸)

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