船上山・勝田ヶ山・甲ヶ山 縦走登山(2回目)

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 船上山 2回目
勝田ヶ山 
2回目
甲ヶ山 
2回目
住所 鳥取県東伯郡琴浦町
標高 せんじょうさん 616
かつだがせん 1149
かぶとがせん 1338
特徴 大山火山の外輪山で、
溶岩流の最先端に
あたる船上山は、
断崖絶壁の屏風岩が特徴。
溶岩ドームの甲ヶ山は、
岩石帯の狭い尾根は
迫力満点。
満足度 ★★★★
天気 ☀/

[上り] 4:10 [縦走] 0 [下り] 2:40
[歩行合計] 6:50
[往復歩数] 22800

  5:15  自宅→
  7:50  蒜山IC→
           鍵掛峠→中の原→
           一息坂峠→
  9:30  船上山東坂 P  9:40・・・
  9:50  横手道分岐・・・
10:10  正面分岐・・・
10:25  船上山・・・
10:50  船上神社・大杉・・・
12:45  勝田ヶ山・・・
13:50  甲ヶ山  14:00・・・
14:30  勝田ヶ山・・・
16:00  船上神社・・・
16:40  船上山東坂 P→
17:50  鏡ヶ成→蒜山IC→
22:30  自宅

    

高速で蒜山へ。御机(みつくえ)から大山を時計回りに3/4周し、船上山東坂
駐車場に着く。途中、大山北壁を眺めながらの、ツクシ狩に時間を費やす。

御机からの大山南壁

中ノ原からの大山北壁

準備後、東坂の階段を上ると、切り立つ断崖絶壁、船底の容姿をした船上山全貌。

船上山全貌

分岐を左に入り、屏風岩直下の平行した横手道コースを行く。頭上に迫る絶壁の
壮大さに息を呑む。
ヘルメット姿の若者二人のクラマーを横目に、自然の驚異に圧倒されながら、奥へと進む。

屏風岩が迫る

分岐を右へ。不規則な階段状の岩が並ぶ谷筋をよじ登る。健脚向きと標識に
あったが、かなりハードで、一気にエネルギを使い果たしてしまう。

クマササの広葉樹林帯

なだらかな山頂のススキ原に出る。ピンクのイカリソウが咲き、船とイカリとは相性がいい。

イカリソウ

船上山は平坦で船上行宮の碑、非難小屋がある。南北朝時代の古戦場で名高い。
クマササの山道を南西に進むと、数ヶ所に寺坊跡が残り、山岳仏教の修験場としての
歴史も見られる。

船上神社

樹齢数百年幹回り5.6m琴浦町天然記念物の大杉がある船上神社横手から
縦走路に進む。

大杉

巨木のブナが連立する山道は、数百年の老木が多く見られ、雰囲気が高まる。

巨木林

勾配が徐々に増してくる。薄紫のスミレの群生と、白いタムシバに気持ちが和らぐ。
ブナの木陰で早めの休憩。助六寿司弁当を半分。

タムシバ咲く山道

941mのピークを越えて、歩いても歩いてもブナ林は続く。残雪が残る勝田ヶ山が
頭上に見えてくる。

青空に躍動する木々

あれ登るの。と不安げな相棒。まもなく予感は的中し、残雪の急斜面となる。
時間はかかるが、ステップを切りながら足の位置を決めて登る。

残雪の中、重い足

痩せ尾根の勝田ヶ山まで登りきると、前方に甲ヶ山が現れる。残りの弁当を食べ、
元気を取り戻す。

縦走路を振り返る

尾根伝いに下り、残雪を再び上り返す。ごつごつした岩肌、通称ゴジラの背の狭い
岩石帯を乗り越え、甲ヶ山にたどり着く。

ゴジラの背越に甲ヶ山

360度の展望、大山北壁を初め、外輪山のそろい踏みで苦労した分、より大きな
達成感がみなぎる。上ってきた縦走路越に大山裾野が日本海へ広がる。

雪渓を下る

下山は勝田ヶ山の急斜面の取り付きまで2本ステッキ。バランスを取りながら楽しく下る。
長~いブナ林を抜けて駐車場まで戻り、リポDでファイト。

休暇村鏡ヶ成の湯(¥500)に浸かり、馬油ソープでツルツル肌に。蒜山SAで
ミニそば付カツ丼で満腹。元気が甦る。還暦パワーで中国道を帰る。
2002年、久しぶりの2回目縦走に大満足。長~い一日だった。 (伸)

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