- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 大山弥山 3回目 三角点峰 (日本百名山) |
住所 | 鳥取県西伯郡大山町 |
標高 | だいせんみせん1710m さんかくてんほう1710m? |
特徴 | 西日本最大規模の ブナ林を麓にもち、 見る場所によって 違う山容の伯耆大山は 秀麗な名峰だ。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☁/☀ |
[上り] 2:30[縦走] 0:10 [下り] 1:55
[歩行合計] 4:35
[往復歩数] 18500歩
5:05 自宅→
鍵掛峠→
8:45 大山下山駐車場 9:00・・・
夏道登山口・・・
9:40 三合目・・・
10:00 五合目・・・
11:05 八合目
11:30 大山弥山 12:10・・・
12:15 三角点 12:20・・・
石室・・・
12:00 六合目避難小屋・・・
14:20 大山下山駐車場
江府町南大山大橋を通過し、大山勇姿を眺めながら御机に来る。
稲穂越しに、朝日に照らされた大山南壁の岩肌の陰影が浮き出し、
荒々しく力強い山容を見せている。
大平原の緑の芝生の背後に、威風堂々と居座っている。
鍵掛峠からの大山は、良く見かける光景だが、今日の景観は最高に美しい。
大ブナ林の中の三の沢、桝水原の環状道路を廻り、大山下山駐車場へ着く。
ザックを背負い、近くの夏山道登山口から入山する。
苔むした石垣に囲まれた登山道を、ゆっくりと足を運ぶ。
無人の入山届所を通過する辺りから、次第に階段の間隔が狭まり急坂となる。
清々しいブナ林の中で、ピンクのツリフネソウが鮮やかだ。石段から丸太階段に変わる。
家族、年配、若者、様々な登山者で山道が埋まり、人気の高さを知らされる。
額から首筋に流れる汗を感じながら、一歩一歩ジグザグに上る。
五合目で一服。弓ヶ浜の半島が日本海に伸びている光景がくっきり見える。
元谷に下る分岐を左に見て、さらに高度を増してゆく。
六合目避難小屋に到着。北壁が間近に迫る。
ブナ樹林帯から、ナナカマド等の低木帯に変わり、日差しが厳しくなってくる。
段差が高く、不規則に積まれた金網の階段は、次第に体力を消耗する。
コゴメグサや、ヤマハハコの白い花が目立つ七合目付近で、紫紺のトリカブトを見つける。
振り返ると、青い日本海が広がり、のどかに羊雲がポカポカと浮かんでいる。
三鈷峰、ユートピア小屋、岩峰の北壁、元谷に迫っている。先月砂滑りで下った
天狗沢が白く光っている。
3mの積雪にも耐えた広大なダイセンキャラボク帯に差し掛かる。
長く続く木道を軽快な足音をたてて進む。
九合目周りはトラノオ、シコクフウロ、アキノキリンソウ、コゴメグサの花畑が広がる。
頂上はもう少しだ。
頂上小屋を通過して50人位が休憩する弥山に到着する。
最高峰、剣ヶ峰をバックに昼食タイム。乾いた喉でも、あっという間にむすびが
胃袋に転がりこむ。
ガスが流れる度に、景色が変わる。撮影に忙しく、食事もままならない。
三角点峰まで足を伸ばす。険しい痩せ尾根のアップダウンが続く向こうに、
秀麗な剣ヶ峰の頂きが聳え、視野の狭い眼で、何度も何度も眺める。
360度の大パノラマは雄大で、日本海から吹き上げる風が気持ち良い。
風に乗って飛び立ちたい気分で満たされ、自分が人間であることを忘れる?
ダイセンキャラボク帯をぬって、万里の頂上木道を下る。避難小屋だった石室を
経由し八合目に戻る。まだ上ってくる登山者が多い。
六、三合目で休憩し、ステッキを突きながら下るが、道のりは遠い。連続の
階段下りは膝に負担がかかり、苦手だ。やっと駐車場に戻る。
いつもの岸本温泉(値下げで¥300)で汗を流し、復活宣言して帰広する。(伸)