八ヶ岳赤岳・蓼科山・霧ヶ峰車山 登山

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 八ヶ岳連峰・赤岳(日本百名山)
八ヶ岳連峰・蓼科山(日本百名山)
霧ヶ峰・車山(日本百名山)
住所 長野県茅野市
長野県諏訪市
標高 あかだけ 2899
たてしなやま 2530m
くるまやま 1925m
特徴 ▲赤岳 諏訪盆地と佐久盆地の
境界を南北に伸びる山脈の主峰。
赤みを帯びた勇姿は圧巻。高山植物も豊富。
▲蓼科山 北八ヶ岳の北端に位置し、
円錐型独立峰。別名諏訪富士と呼ばれ、
展望は群を抜く。
▲車山 ビーナスの丘に生息するニッコウキスゲの
大群落は有名。多彩なハイキングコースは
霧ケ峰高原を満喫。
満足度 ★★★★★
天気 ☂/☁/☀

8/6.7 八ヶ岳連峰 赤岳
[上り] 4:30 [縦走] 0 [下り] 3:05
[歩行合計] 7:35
[往復歩数] ***

  3:00  広島
12:00  諏訪南IC→美濃戸口→
12:45  やまのこ村駐車場  13:20・・
15:10  赤岳鉱泉(泊)7:10・・
  7:50  行者小屋・・
  8:55  地蔵の頭・・
  9:05  赤岳展望荘・・
  9:50  赤岳  10:30・・
11:10  地蔵の頭・・
12:00  行者小屋  12:35・・
14:40  やまのこ村(泊)

8/8 八ヶ岳連峰 蓼科山
[上り] 1:40 [縦走] 0 [下り] 1:45
[歩行合計] 3:25
[往復歩数] ***

  5:15  宿→白樺湖→
  7:00  蓼科山七合目駐車場  7:20・・
  7:35  馬返し・・
  7:55  天狗の露地・・
  8:20  将軍平・・・・
  8:55  蓼科山荘・・
  9:00  蓼科山  9:45・・
11:30  蓼科山七合目駐車場 →

8/8  霧ヶ峰車山
[上り] 0:45 [縦走] 0 [下り] 0:25
[歩行合計] 1:10
[往復歩数] ***

11:40  蓼科山七合目駐車場→ビーナスライン→
12:40
  霧ヶ峰車山肩駐車場  12:50・・
13:35  車山 13:45・・
14:10  霧ヶ峰車山肩駐車場  14:20
15:00  諏訪大社下社→
16:00  山王閣(泊)

8/9
  7:30  宿→
21:00  広島

 

 

8月6.7日 八ヶ岳連峰 赤岳
中央道、諏訪南ICで降り、美農戸口からオフロードを4WDで悪戦苦闘の20分。
美農戸、山荘やまのこ村に着く。

ウラジロモミとダケカンバの山道

空模様を気にし、赤岳鉱泉に向け出発。北沢ルートのウラジロモミとダケカンバが繁る
涼しいジャリ林道。途中、山の神に参拝。キバナノオダマキ、ホタルブクロ、ヤマオトギリが
道端で競う。

キバナノオダマキ

木道を渡り、赤茶けた沢沿いの苔むした山道に入る。

沢沿いに出る

ガスの影から突き出た岩峰、大同心が見える。なだらかな丘陵地に出ると、
赤岳鉱泉に着く。230人が泊まれ、今夜は50人程度。

赤岳鉱泉山荘

鉱泉の桧風呂

個室の7号室に入る。(1泊2食¥9000+個室¥2000)檜風呂で汗を流し、
テラスでのんびり夕涼み。そして6時夕食。

煮込みトンカツの夕食

台風8号の余波、大粒の雨が屋根をたたく。不安な気持ちで、8時就寝。

4時起床。窓の外は断続的に雨が、激しさを増す。5時出発予定の硫黄岳-
横岳-赤岳縦走は中止。地蔵尾根の往復での赤岳に、ルート変更。雨具で身を
固め、期待と不安の7:10出発。

連続するはしご

蒸し暑い。中山峠を越え、行者小屋到着。薄暗いモミ林に入り、急登が始まる。
急なはしごを5、6回。足場を慎重に決め、岩肌の鎖伝いにカニの横ばい。

濡れた斜面 慎重に

地蔵が見守る急斜面を登り、地蔵の頭に。主尾根は、ガスがかかり展望が悪い。

地蔵の頭 主尾根に

岩峰尾根を一旦下り、登り返すと赤岳展望荘。掃除中に付、入れず通過。

赤岳展望荘

チシマキキョウ、キバナシャクナゲ、イワツメグサ、ミヤマキンバイ、ウサギグサ、・・・展望が悪い分、
足元の草花に集中できる。

チシマギキョウ

鎖に導かれ、岩肌を上り詰める。頂上荘を通過し、赤岳山頂に立つ。

赤岳山頂

一瞬、青空が覗くが、またガスの中。貸切の山頂に満足し、頂上荘のテラスで
軽食後、下山。
地蔵尾根を慎重に降り、行者小屋で、おでんとラーメンの昼食。

行者小屋 休憩

モミの森林に、美しい苔が広がる南沢ルートを進む。ゴロ岩。迷いそうな分岐。
数度渡り返す河原。増水した谷も、流木が橋となりクリア。黄色リボンを
たよりに、雨の中の下山道。

南沢ルートを下山

やまのこ村にたどり着き、ビールとソフトクリームで乾杯。ありがたい風呂でくつろぎ、
コンロも燃える?焼肉の夕食。雨を心配しながら、20畳に8人の和室で、7時半
就寝。(1泊夕食風呂付¥7500。)

8月8日 八ヶ岳連峰 蓼科山
雨はあがり曇り空。所々で青空が顔を出す。オフロードを抜け、152号線を北上。
白樺湖を経由し、夢の平林道を上る。蓼科山七合目登山口に到着。

蓼科山七合目 登山口

一の鳥居をくぐって、クマササが生い茂るゴロ石の山道。気分は爽快。次第に
傾斜が増し、馬返しを通過。岩海が広がり、展望がきく天狗の露地に来る。

ゴロ岩の山道

斜度がきつくなり、歩幅が狭まるとともに呼吸が乱れ、汗が滴り落ちる。
ザンゲ坂、蓼科山荘の建つ将軍平で、休憩。丸い山頂の蓼科山が伺える。

足場に困る岩道

溶岩が流れ、冷え固まった跡が、登山道。大きな岩石の凸凹で、とても歩き
難い。きつい日差しを受け、よいしょと大岩を這い上がる。巨石に書かれた
「頂上まで15分」の文字で元気づく。

もう少しで山頂

蓼科山頂ヒュッテの傍を通り抜け、ゴロゴロした岩塊が敷き詰められた広大な
蓼科山山頂に着く。少し窪んだ中央部が、噴火口らしく蓼科神社奥ノ院が
奉られている。溶岩の頂部を渡り歩き、反対側の展望地に移動し休憩。

熔岩を敷き詰めた広い山頂

火口中心に奥の院

北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰、浅間山・・多めの雲に浮かび、
絶景が広がる。麓に伸びる緑の濃淡が鮮やかで、白樺湖が眩しい。なだらかな
霧ヶ峰山頂の丸い気象レーダーが光っている。

白樺湖、霧ヶ峰を遠望

オール100円むすび、照りカツ玉子サンドに舌鼓。信州の空気、絶景で腹いっぱい。
信州の自然を満喫後、へばり気味の足に気合いを入れ、往路を下山。

登山口まで戻り、洗面を済ませ、東屋で涼しい風に当たりながら、ソーセージ
丸かじりで休憩。大草原の中のビーナスラインを走り、霧ヶ峰を目指す。

8月8日 霧ヶ峰 車山
曲がりくねったビーナスラインの途中、満車の車山肩駐車場に着く。2、3時間は
無料と看板あり。

山道に咲くニッコウキスゲ

ペットボトル2本をナップサックに入れ、軽装の出立ちで出発。観光客と登山者が
入り混じり、サンダル、スカート姿。様々なファッション。

マツムシソウ咲く山道

広大な霧ヶ峰のハイキングコースは、いろいろ選択でき、時間の都合を考慮して、
最短コースをとる。

マツムシソウ

ニッコウキスゲ

霧ヶ峰を走るビーナスラインと、高山植物を散策しながら、ビーナスの丘をゆっくり、
のんびり散歩。有名なニッコウキスゲは、少し時期が過ぎているが、遅咲き達が
出迎えてくれる。

山頂にもう少し ここにもマツムシソウ

シシウド、ナデシコ、ヤマハハコ、ツルニンジン、ホタルブクロ、マツムシソウ、クルマユリ・・と豊富な草花。
折り返して、山頂の丸い気象観測レーダーが見え始める。ゴンドラで登って来た人達と
合流し、一気に人が増える。車山に着く。

山頂の気象観測レーダー

気象台の反対側にある石積の祠に、参拝する。360度の展望、霧ヶ峰高原の
大きさに感嘆する。吹き通るさわやかな風は、まさに東芝エアコン霧ヶ峰だ。

山頂神社に参拝

あれだけ天気が良かった蓼科山も、ガスで隠れ、今は姿はない。八島湿原の
方から霧が流れ始め、数分で気象観測レーダーは隠れてしまった。
霧ヶ峰の変貌を、目の当たりにし、自然の驚異を実感。

広大な霧ヶ峰

大腿筋に張りを感じながらの下山開始。すっぽり霧のカーテンに覆われた駐車場が、
一気に晴れる。一瞬の変化はマジックのようで、疲れを吹き飛ばしてくれる。

駐車場に入り、かけそばと野沢菜のおやきで信州を味わう。40号線を下って
諏訪湖の畔に出て、諏訪大社下社秋宮に立ち寄る。

諏訪大社下社秋宮

熱い温泉水で手を清めて参拝。7年に1度開催され、来年が御柱祭の年で、
諏訪は、大いに賑わうらしい。

朱塗りの橋を渡り、山王閣に着く。温泉に浸かり、3日間の疲労を取る。
無事下山の乾杯。花火と雷の饗宴の諏訪湖を展望し、眠りに着く。(伸)
(1泊2食¥7850)

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