英彦山・平尾台 登山

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 英彦山 日本二百名山
 中岳・北岳
平尾台
 太平山・貫山 
住所 福岡県田川郡添田町
福岡県北九州市小倉南区平尾台
標高 ひこさん・なかだけ 1188.2
ひこさん・きただけ 1192
ひらおだい・おおへらやま 587
ひらおだい・ぬきさん 711.6
特徴 ▲英彦山
羽黒山、大峰山とともに日本三大修験山で
多くの参拝者が訪れる。山伏の修行場で
あった望雲台の絶壁は足がすくむ。
▲英彦山
天然記念物・国定公園に指定された
独特なカルスト地形が広がる。
自然が造形する石灰岩の羊群原は見事。
満足度 ★★★★
天気 /☀

54日 英彦山
[上り] 2:05 [縦走] 0:25 [下り] 1:05
[歩行合計] 3:35
[往復歩数] 19900
  7:30  青雲荘→
           諫早IC→
10:10  杷木IC→
11:20  別所P  11:30・・・
           参道・・・
11:55  泰幣殿・・・
12:45  中津宮・・・
          稚子落・・・
13:10  関銭の跡・・・
          産霊(むすび)神社・・・
13:35  中岳・上宮  13:50・・・
14:15  北岳・・・
14:45  望雲台・・・
15:20  高住神社・天狗杉  15:40
15:48  別所P・・・
           花見ヶ岩→
           銅の鳥居→
16:40  国民宿舎しゃくなげ荘(泊)

55日 平尾台
[上り] 0:40 [縦走] 1:00 [下り] 1:40
[歩行合計] 3:20
[往復歩数] 20050
  8:00  しゃくなげ荘→
  9:15  平尾台吹上峠P  9:30・・・
10:10  大平山・・・
10:45  四方台・・・
11:10  貫山  11:30・・・・
11:45  四方台・・・
12:15  岩山・・・中峠・・・
12:35  茶ヶ園地・・・
13:10  吹上峠P13:30
           小倉南IC→
           玖珂-大竹間渋滞  1:30
16:50  広島東IC

54日 英彦山 雲仙岳からのつづき)
雲仙岳から長崎道、大分道の杷木ICで降り、陶器市で賑わう東峰村を通過。
英彦山別所駐車場に着く。雨は降ってないが、ガスの参道を出発する。

参道の石段を上る

ピンク、白の満開のしゃくなげを観賞。石段を上り、英彦山奉幣殿に到着。
鈴を鳴らして参拝し、石鳥居をくぐる。

シャクナゲ咲く奉幣殿の石鳥居をくぐって

分岐を左に、急斜の不揃いのゴロ石段が続く。

滑るゴロ石に注意して

レインコート上着を着たり脱いだり、体温調節し、杉林の中の苔むした石段を上る。

雰囲気のある苔むした石段

鎖場を越えると中津宮。佐賀藩の鍋島氏が幼少の頃、転落しても無事だった
稚子落の絶壁を覗く。入山の許可を得たと言う関銭の跡を通過して、
産霊(むすび)神社に来る。

なだらかな階段に変わり、展望も開けるが依然ガスに覆われ、視界は不透明。
南岳はパスし、分岐を直進すると、周りが板壁で建立された上宮の中岳に立つ。

中岳の上宮

ガスで展望は遮られ、上宮の影でクルミパン、レーズンパン、苺のドライフルーツ、紅茶花伝
ロイヤルミルクティーで休憩。

英彦山最高峰 北岳

休憩所を通り過ぎ、急下りの手こずる岩陵。ブナ林を上り北岳に到着する。
急坂の岩場を慎重に下り、長い木製の階段を下る。

不揃いの苔むした石段を下る

長く感じる濡れた石段が続く。時折、木漏れ日が射し、新緑がまぶしい。

望雲台へはここから登る

望雲台への絶壁。鎖を掴んでよじ登り、鎖につかまって崖下をそっと覗く。

望雲台へまだ続く鎖

恐怖感120%、腰が引けそうで、震える指でシャッターを押して降りる。

絶壁に到達して覗く

また石段を下り、沢を横切り、高住神社に着いてほっと息をつく。

高住神社

樹齢900年の天狗杉を仰いで、豊前坊バス停に着く。
運転手との山談義で、別所駐車場に戻る。

有名な銅の鳥居

花見ヶ岩公園、銅の鳥居を訪ねて、国民宿舎しゃくなげ荘に着く。露天風呂で
のんびりし、明日に備える。明日の平尾台貫山は、晴れの予報だ。

55日 平尾台
福岡県南部から北上し、曲りくねった道路を上ると、ほぼ満車にI近い平尾台・
吹上峠駐車場へ着く。

菜の花を眺めて大平山へ

菜の花が満開の登山道は天気も回復し、淡い緑で清々しい。

なだらかな緑の丘陵を目指して、ジグザグに上る。
緑の草原に白い石灰岩と青い空。二日分の悪天候を一気に取り戻したい。

羊の群れの傍を歩く

石灰岩を縫って上ると、見晴らしの良い大平山山頂だ。
露出した石灰岩が広がり、羊の群れそっくりで、羊群原という。

太平山山頂

大きく下り、上り返すと、展望の良い四方台。

四方台から貫山を眺める

分岐を左に取り、なだらかな草原を上る。気温の上昇と共に、次第に汗ばむが、
爽やかな風が吹き抜け、気持ちが良い。

貫山へ続く草原

20人位の家族で賑わいを見せる貫山山頂に到達する。
芝生に座り、広がる北九州市と周防灘を眺め、むすびを食べる。

貫山山頂

四方台に戻り、大きなドリーネを見て、絶滅危惧種のオキナグサを探して歩く。

窪地 ドリーネ

風が強く当たるガレ場で見つけるが、ほとんど時期が過ぎていて、ヒゲの翁に
なっていた。幸運にも、エンジ色の花びらを見つけた。

翁草 オキナグサ

岩山に立ち寄り羊群原を眺め、中峠から車が駐車できる茶ヶ園地に来る。
大勢の家族ずれが、ランチを楽しんでいる。

岩山から太平山方面を望む

平尾百仏を堪能し、平坦な遊歩道を歩いて駐車地に戻る。

羊の大群とのお別れ

小倉南ICから高速に。岩国、大竹で渋滞に巻き込まれるが無事帰宅する。
三日目にしてやっと晴天に恵まれ、2泊3日の九州新緑登山を終了。(伸)

 

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