- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 平治岳(2回目) 扇ヶ鼻(2回目) 耶馬溪 |
住所 | 大分県玖珠郡久住町 大分県中津市本耶馬渓町 |
標高 | ひいじだけ 1643m おうぎがばな 1698m やばけい |
特徴 | ▲平治岳・扇ヶ鼻 6月初句、山頂一帯に広がる ミヤマキリシマ大群落で、ピンクに染まる。 陶酔する花の楽園と化す。 ▲耶馬溪 三保の松原、大沼公園とともに 日本新三景に選ばれた景勝地。 手彫りの青の洞門、川沿いに 切り立つ岩峰は迫力満点。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☀/☁/☂ |
6/3 平治岳
[上り] 3:25 [縦走] 0 [下り] 3:20
[歩行合計] 6:45
[往復歩数] 36100歩
3:00 自宅→湯布院IC →
8:20 長者原駐車場 8:40・・・
9:27 指山分岐・・・
9:45 雨ヶ池・・・
10:30 坊がつる 10:50・・・
11:35 大戸越・・・
12:10 平治岳南峰 12:30・・・
12:45 平治岳 12:55・・・
13:30 大戸越 13:45・・・
14:25 坊がつる 14:40・・・雨ヶ池・・・
16:45 長者原駐車場 →
16:55 花山酔(泊)
6/4 扇ヶ鼻
[上り] 1:20 [縦走] 0 [下り] 1:20
[歩行合計] 2:40
[往復歩数] 14600歩
7:00 花山酔 →
7:10 牧ノ戸峠駐車場 7:30・・・
8:00 沓掛山・・・
8:30 扇ヶ鼻分岐・・・
8:50 扇ヶ鼻 9:10・・・
9:20 扇ヶ鼻分岐・・・
10:00 沓掛山・・・
10:20 牧ノ戸峠駐車場 →
農家レストランべべんこ →
別府竹瓦温泉 →
16:00 かんぽ別府(泊)
6/5 耶馬溪
[上り] * [縦走] * [下り] *
[歩行合計] 0:40
[往復歩数] 5400歩
8:00 かんぽ別府 →
上毛IC →
さわやか市 →
10:00 耶馬渓橋 →青の洞門 →
競秀峰対岸 →
羅漢寺駐車場・・・
禅海寺・・・リフト →
羅漢寺・・・リフト →
展望台・・・リフト →
羅漢寺駐車場 →
古羅漢 →
13:30 上毛IC →
18:30 広島
6月3日 平治岳
開通した東九州自動車道を走り、湯布院ICからやまなみハイウェイで、ほぼ満車の
飯田高原長者原駐車場に着く。
ヘルスセンター売店の、むすびをザックに収め、ラムサール条約のタデ原湿原の木道を歩く。
閑静で清涼な広葉樹林帯に入る。
谷を横切り、急斜が増す岩肌を踏む。視界が開けると、涸れた雨ヶ池湿原に
出る。行く手に平治岳の頭が現れる。
ここそこに、ピンクのミヤマキリシマの花が現れ、気分良く木道を歩く。
雨ヶ池越からは、バラエティーに富んだ樹林帯の長い下り坂が続く。
アシビのトンネル、石畳を過ぎると、緑の風吹く大草原・坊がつるに出る。
炊事場、トイレも整い、色とりどりのテントが並び、登山者で賑わう。
三俣山麓には法華院温泉山荘もある。
休憩後、大船山分岐から森の山道に入る。滑り易いぬからみが多く、
1人1石運動の石を、窪みに投じる。
ゴ゙ロ岩の急斜を抜けると大戸越の峠。見上げるとピンクの山肌が広がる。
ジグザグの上り専用コ-スを上り詰めると、南峰に到着する。
本峰にかけて敷き詰めたピンクのじゅうたんが広がる。
別天地、楽園、極楽。例えようがない。近年になく花付きが良いミヤマキリシマ群落。
ピンクの風薫る安息のひとときを過ごす。
ピンクロードを進み平治岳山頂を踏む。久住山、中岳、噴煙の硫黄岳、三俣山。
北方に由布岳、鶴見岳も伺える。
再び南峰でピンクの花園を眼に焼付け下山する。
往路を引き返し、宿で温泉とビールで疲れを癒す。
6月4日 扇ヶ鼻
三俣山を望み、朝食後、出発。少し空きのある牧ノ戸峠駐車場に着く。
どんよりと雲は厚く、今にも降り出しそうな空。雨具を装着してスタート。
コンクリートの階段、重なり合う岩肌を上り詰めると、沓掛山山頂に着く。
扇ヶ鼻、星生山はピンクの頂と化し、心配だったガスも無く、期待できる。
岩峰を下って、なだらかな尾根に出る。
ツツジ科のツクシドウダン、サラサドウダンが満開で、可愛らしく迎えてくれる。
気にならないが、ポツリポツリと超小雨。
自然に足早になる気持ちを抑えて、景色を楽しんで進む。
直進すると久住山、扇ヶ鼻分岐を右折し、強風の出迎えを受ける。最初の
ピークに着くと、ピンクのじゅうたんが現れる。山頂に向けずぅーと。
小雨だがガスッてなく、眺望も満点の花園を抜けて、扇ヶ鼻山頂に到達する。
時折、久住山側からの強風が、ザックカバーをたたく。別ルートを巡り、足を延ばし、
大当たり年に感謝して下山。
次々にすれ違う登山者の列。雨風が徐々に強さを増してくる。
べべんこでコロッケ定食、とり天の昼食後、別府・竹瓦温泉の砂湯に立ち寄り、
かんぽの宿別府に到着。
6月5日 耶馬溪
宿で早朝温泉後、バイキング朝食を済ませる。東九州道で上毛ICで降りて
さわやか市場で野菜を物色し、耶馬渓に向かう。
地元ではオランダ橋と呼ばれている8連アーチの石橋・耶馬渓橋を見学する。
江戸時代後半、鎖渡の難所で通行人が命を落とす光景を見た禅海和尚が、
約30年の歳月をかけて、ノミとツチで延長342mの青の洞門を開通させた。
トンネルは時差式一方通行だが、車で通行できる。当時にタイムスリップし、
そばの遊歩道を往復した。
出入口の一部に、ノミの跡が残る洞門が保存され、見学歩行する。
菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で一躍有名になった。
山国川対岸に渡り、青の洞門の頭上に聳える耶馬渓随一の競秀峰の岩壁を
眺める。不屈の精神の偉大さを感じた。
上流にある古羅漢を観賞し、羅漢寺へ。歩いて登れるが、禅海堂に寄り、
往復¥800のリフトを利用。
途中駅で下車し、石門をくぐると、岩窟の古刹・羅漢寺が現れる。
3770余りの石仏が並び、線香の香りとともに悠久浪漫が漂う。
山頂展望台で耶馬渓地区を眺め、リフトで下山する。
上毛IC近くで、中津自慢のから揚げをゲットし、高速に乗り込む。
1kg体重増となった大分の旅を終了。(伸)