- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 東赤石山(二百名山) 八巻山 |
住所 | 愛媛県新居浜市筏津 |
標高 | ひがしあかいしやま 1706m はちまきやま 1698m |
特徴 | 隆起して出来た蛇紋岩の 折り重なる山容は 絶景で、アルプス縦走は スリル満点。 |
満足度 | ★★★★☆ |
天気 | ☀/☁ |
5月26日 東赤石山・八巻山
[上り] 3:25 [縦走] 0:35 [下り] 3:30
[歩行合計] 8:00
[往復歩数] 23600歩
3:50 自宅→
しまなみ海道→47号線→
7:40 筏津山荘 P 8:00・・・
9:00 瀬場谷分岐・・・
9:20 滝・・・
10:00 ごろ石山道・・・
10:55 巻道分岐・・・
11:15 赤石越・・・
11:25 東赤石山 11:55・・・
12:30 八巻山・・・
13:15 赤石山荘・・・
15:00 瀬場谷分岐・・・
16:00 筏津山荘 P→
マインピア別子→
194号線→
18:15 木の香温泉(泊)
新居浜から47号線の大永山トンネルを抜け、旧別子銅山地区に向かう。
筏津(いかだつ)山荘の駐車場に駐車し出発。銅山川の流水音が山に響き、
邪心が洗われる気分。
登山口からジグザグに、ヒノキ林の中の山道を上る。廃村の豊後地区は、竹林と
石垣跡が寂しい情景を残している。足元のかなり下の方で八間滝の轟音と、
鶯のさえずりが新緑の若葉を揺らしている。50分で瀬場谷に架かる4m程の
丸太橋に。赤石山荘直行の左股と右股ルートの分岐に来る。
右股ルートを選択。深く落込んだ右側の峡谷を意識し、足元にも注意して進むと、
垂れ下がった幹で頭を打つ。新緑越しに眩しい陽光が樹林帯に放射している。
白濁したしぶきが峡谷を踊って流れる。近くの岩盤でザックを下ろし小休止。
峡谷の滑り台を駆け下りる清流と、清風が汗をさらって涼しい。
谷を渡り、ヒノキ林を抜け、また谷を渡り返すと、広葉樹林帯に入る。山道は
薄茶色の大きなごろ石に変わり、その上を渡りながらの上りとなる。
やがて低木化するころ、主尾根の巻道に出る。標識に沿って右に駆け上がる。
蛇紋岩の巨石が立ち並び、雰囲気が増して来ると、赤石超えに到着。
主尾根の林をくぐり、大岩を乗り越えると、巨石群の東赤石山頂点に達する。
ピンクのアケボノツツジが出迎え、石鎚桜も、可憐な花びら残している。
西方向の四国アルプスとも言われる茶褐色の八巻山を望み、昼食のむすびに集中。
赤石超えまで戻り、八巻山に向け縦走開始。赤ペンキの矢印を確認しながら、
岩につかまり、足場を決めて慎重に岩を渡って行く。
黄色いコマノツメが岩の割れ目で威張っている。慣れてくると恐怖感が薄まり、
面白くなってくる。
縦走35分で八巻山山頂に到達。山内安全の大権現が祭られ、傍に1m程の
避雷針が建っている。振り返ると東赤石山のピラミッドが聳えている。
赤石山荘に向け、断崖絶壁の下りに差し掛かる。岩壁のルートを見つけながら
三点確保で一歩一歩、短い足を精一杯伸ばす。15分の緊張感がほぐれた時、
峠のコルに到着。
フゥーとため息一つ。四国アルプス岩場の縦走が終了。
ごろ石の岩海を下って巻道まで戻り、赤石山荘に着く。左股ルートを谷沿いに下る。
谷の冷水で顔を洗い、心機一転。各所に点在する滝、丸太橋を幾度となく渡り、
断崖の脇をすり抜ける。登山開始から既に7時間。少し膝に疲労感が。
長い長い下りがまだまだ続く。30分間隔で休みながら、下山終了。
大永山トンネルを通過し、新居浜まで戻り、194号線の長い寒風山トンネルを抜け、
「木の香温泉」に着く。温泉で疲れを癒し、体力を充電。和室「ふじ」の間で
深い眠りに着く。明日は寒風山へ。 (伸)