- 山情報
- コース時間・歩数
- 登山ルート
名称 | 瓶ヶ森 (日本三百名山) |
住所 | 愛媛県面河村 |
標高 | かめがもり 1896.2m |
特徴 | 広大でなだらかな 笹の丘陵、氷見二千石原。 石鎚山脈の全山が 展望できる山で、 白骨林がよく似合う 石鎚山の絶景ポイント。 |
満足度 | ★★★★★ |
天気 | ☀ |
10月21日 瓶ヶ森
[上り] 0:40 [縦走] 0 [下り] 0:30
[歩行合計] 1:10
[往復歩数] 8750歩
7:20 山荘しらさ→
8:05 瓶ヶ森 P 8:20・・・
8:30 分岐・・・
8:30 男山・・・
9:00 瓶ヶ森(女山 )9:30・・・
9:40 西之川 分岐・・・
氷見二千石原・・・
9:50 分岐・・・
10:00 瓶ヶ森 P→
瓶ヶ森林道→
西条ときめき水都市→
しまなみ海道→自宅
10月21日 瓶ヶ森 (岩黒山・筒上山からのつづき)
2日目、朝食を済ませ、準備して外へ。車のガラスは霜でガリガリ。
-2℃と知らされびっくり。目の前に聳える石鎚山はくっきりと姿を見せ、
今日は快晴のよう。「山荘しらさ」のマネージャー、スタッフに見送られて出発。
瓶ヶ森林道を東へ、子持権現山近辺の連続急カーブを通過して瓶ヶ森へ。
道路沿いには車、車、車。ツアーのバスも停車し、カメラマンが行列でレンズを通して
石鎚山を狙っている。
空いた瓶ヶ森駐車場へ到着。支度に取りかかるが吐く息は白く、耳が冷たい。
腹痛感のする寒さで、急いでレインコートを羽織る。
霜に覆われた笹原の丸太階段の登山道に入る。分岐を右の男山へ。緑の笹原に
白骨林が立ち並び、後方に石鎚山が陣取る。良く見る石鎚の光景に遭遇する。
青緑の伊予青石が混じる急斜面に変わり、木立もまばらになる。
小屋を過ぎると祠を奉った男山山頂。東側は崖っぷちで、岩肌にへばりついた
木々が紅葉している。岩で覆われ角ばった容姿が山名の由来か。
西黒森越しに霧に浮かんだ伊予富士が幻想的で印象に残る。
一旦下り、笹原の中の緩やかな勾配を行くと西黒森への分岐点。
左に折れ、丸くなだらかな笹原の頂上へ到達する。ここが女山で瓶ヶ森の頂点。
優しくて女性らしい山容だ。
展望は360度の絶景。東に石鎚山脈を縫うように走る瓶ヶ森林道に沿って
自念子の頭、東黒森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰がある。
北は新居浜、西条市越しに瀬戸内海が広がり、西に広大な氷見二千石原の笹原と、
西日本最高峰石鎚山。
南は昨日歩いた岩黒山から筒上山と子持権現山がレンズに収まる。
秋の澄んだ空気が、より絶景効果を生み出し、おいしい空気と蒸しパンで休憩。
四国の屋根の上に立った満足感を満喫。下山は西之川コースで氷見二千石原を縦断し、
ゆっくり散策。緑の笹原に赤茶色に紅葉したコメツツジが、点在し大変鮮やか。
分岐を左にとり、平坦なハイキングコースが続く。瓶ヶ森ヒュッテ、白石小屋を過ぎると
笹原、白骨林、石鎚山と三拍子そろったポイントに来る。
瓶壷に流れる沢の木橋を2、3度渡って元の分岐に戻り、駐車場に帰る。
当コースはハイキングに手ごろで、弁当を持った観光客を大勢見うける。
2日間の予定も終了し、名残惜しみながら瓶ヶ森林道を下る。狭い林道だが
空き地を見つけて非常に沢山の車が駐車し、紅葉の石鎚山脈を観賞している。
離合に注意しながら194号線に戻り、西条市の「ときめき水都市」に立ち寄る。
近くの「武丈の湯」(¥400)で汗を流して、しまなみ海道に入る。
今年3度の愛媛登山で10山制覇。四国には魅力ある山がいっぱい。
「山荘しらさ」のマネージャー、スタッフの皆さんの暖かいおもてなしと、
気の休まる山荘に感謝。 (伸)