西赤石山・西山 登山

  • 山情報
  • コース時間・歩数
  • 登山ルート
名称 西赤石山
西山
住所 愛媛県新居浜市別子村
標高 にしあかいしやま 1626.1
にしやま 1428.1
特徴 元禄4年(1691)に開山、
昭和48年(1973)まで
283年間続いた銅山で、
約70万トンの銅を
産出した産業遺産の
別子銅山を登る。
満足度 ★★★★★
天気 ☀/

53日 西赤石山・西山

[上り] 2:55 [縦走] 0 [下り] 3:50
[歩行合計] 6:45
[往復歩数] 22800

  3:40  自宅→
           しまなみ海道→
  6:15  新居浜IC→
  7:05  日浦 P  7:20・・・
  7:45  小学校跡・・・
  7:55  ダイヤモンド水・・・
  8:35 
歓喜抗・・・
  8:50  銅山越・・・東山・・・
10:15  西赤石山 10:50・・・
12:10  銅山峰  12:15・・・
12:35  西山  12:50・・・
13:00 
銅山峰・・・
14:00  ダイヤモンド水・・・
14:40  日浦 P→
          石鎚温泉(泊)

 

53日 西赤石山・西山

深夜と通勤割引を利用して、新居浜の別子ダムがある日浦に到着。駐車場は
満車一歩前でセーフ。後続車は続々と来るが、少し広い所に路駐となる。

日浦登山口

正面の階段を上り、産業遺産である別子銅山の遺跡めぐりは開始。伊予青石を
踏み締めながら、山道を行く。

劇場跡

小足谷(こあしだに)集落跡にさしかかる。高く積み重ねられた苔むした石垣は、
当時約300人も通った小学校、劇場、赤レンガの接待館等の跡地。

小学校跡

接待館跡

橋を渡り、小足谷川沿いに精錬所跡が続く。

吊り橋を渡る

ダイヤモンド水の広場に着く。鉱脈探索時、水脈に当たり、ダイヤチップが突き刺さった
ままだと言う。勢いよく出る冷たい水で喉を潤す。

ダイヤモンド水

吊り橋を渡り、分岐の橋を通過。両脇に鮮やかなミツバツツジの登りに差し掛かる。

ミツバツツジの山道

川の両側各所に階段状の古い石垣が見られ、集落、精錬所、勘定場等の遺跡が
峠まで絶えない。

閉鎖の歓喜坑間歩

立横斜め70kmの坑道があった出入口の歓喜坑間歩(まぶ)、歓東坑間歩の
ある広場で休憩。

銅山越えの峠

なだらかな牛車道を左に見、ショウジョウバカマが咲き誇る急坂の階段を上り詰めると、
無縁仏を供養するための石仏が安置されている銅山越の峠に出る。

銅山越えの無縁仏

別子山村と新居浜を結ぶ重要な峠路で、往来は賑わいを見せていたのだろう。

東山を越えて

東山のピークを超え、ツガサクラの保護区を過ぎ、ガレ尾根を突っ切ると、小さな
イシヅチサクラが咲く岩場にさしかかる。さらに1487mのピークを越え、岩場を
よじ登ると西赤石山山頂に到着。

西赤石山山頂

360度の景観は非常に良く、西に笹ヶ峰と沓掛山の間に石鎚山と瓶ヶ森が伺え、
東に物住頭(ものずみのあたま)、八巻山、東赤石山が続く。南は水面が輝く
別子ダムの頭上に平家平と冠山。北に新居浜市越しに瀬戸内海。
カツサンド、こんぶむすびと、いなり寿司。絶景をおかずに空腹に詰め込む。

ガレた銅山峰

往路を下り、銅山越から銅山峰へ。計画外の西山へ空身で向かう。

銅山峰から西赤石山を望む

ザレたなだらかな麓から、急陵の低木に変わる。西山山頂に着くが展望はない。

綱繰山のアケボノツツジ

南へ20m行くと、3分咲きのアケボノツツジの綱繰山(つなぐりやま)が
見える絶壁に出る。

アケボノツツジ

再び銅山峰に戻り、バナナ休憩。歓喜坑間歩を降り、奥にひっそり咲く薄緑色の
ヒカゲツツジを発見。

ヒカゲツツジ

美しさに疲れが吹き飛ぶ。ダイヤモンド水で洗顔し、輝きを取り戻し?、一気に
日浦駐車場まで帰る。
今宿の西条市、石鎚温泉(1泊夕食¥7000)に着く。疲れか?酔いか?9時に就寝。
明日は伊予3名山の1つ笹ヶ峰。アケボノツツジにはまだ10日ほど早い。(伸)
(笹ヶ峰・ちち山へつづく)

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